世界196カ国中、水道水をそのまま飲めるのはたった15カ国。日本の水道水はWHO基準を超える51項目検査、漏水率3%の驚異的インフラ。蛇口の水が「世界の奇跡」である理由。
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蛇口の水を飲める国は世界でたった15カ国
日本に住んでいると、蛇口をひねって水を飲むことに何の疑問も持たない。しかし、この「当たり前」は世界的に見れば途方もない特権だ。
世界196カ国のうち、水道水をそのまま飲める国はわずか15カ国ほど。日本はその中でもトップクラスの水質を誇る。アメリカでさえ地域によっては水道水を直接飲むことを推奨していない。
世界最高峰の浄水技術「高度浄水処理」
日本の浄水場では「オゾン処理」と「生物活性炭処理」を組み合わせた高度浄水処理が行われている。これは通常の塩素消毒だけでは除去できない微量な有機物質やカビ臭物質まで取り除く技術だ。
東京都水道局は2013年に全浄水場での高度浄水処理を完了。東京の水道水は、実はミネラルウォーターと同等かそれ以上の品質を持つ。ブラインドテストでは、市販のミネラルウォーターと区別できない人が多数だった。
51項目の水質検査
日本の水道法は51項目もの水質基準を定めている。これはWHO(世界保健機関)のガイドラインよりも厳格だ。さらに東京都では独自に200項目以上の検査を実施している。
対して、ヨーロッパの多くの国は硬水地域が多く、カルキ臭や石灰分が強い。日本の軟水の水道水は、そのまま飲んでも美味しいという点で、世界的にも稀有な存在だ。
漏水率わずか3%の脅威
東京の水道管の漏水率はわずか約3%。これは世界の主要都市と比較して驚異的な数字だ。ロンドンは約23%、パリは約8%の水が漏水で失われている。
日本の水道インフラの維持管理技術は世界中から注目され、東京都水道局はアジアやアフリカの発展途上国に技術支援を行っている。
知って良かったポイント
日本の水道水の品質は、国の豊かさ、技術力、インフラ管理能力の結晶だ。旅行中にペットボトルを買う必要がないこの「当たり前」は、実は数十年の技術革新と数兆円のインフラ投資の成果である。
次に蛇口をひねるとき、そこから出る水が「世界の奇跡」であることを思い出してほしい。

